コーシュカ・ミーシュカ

いつか見た空の色を忘れないでおこう

チェブラーシカが飛びだす卵型チョコレート

*ロシアのお菓子よもやまばなし~その1.チェブ卵

ロシアのアニメや絵本でおなじみの「チェブラーシカと仲間たち」。本国ではお菓子のキャラクターとしても使われていますが、なかでもチェブ・ファンに人気があるのが、このエッグチョコレート。日本のファンの間では「チェブ卵」とも呼ばれています。


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ロシアのスーパーでは、チェブとゲーナの絵が描いてあるボックスのなかに、卵型のチョコがたくさん入って売られているのをよく見かけます。これ、チェブ・ファンの間では「チェブ卵」の名でおなじみ。エッグチョコを割ると中からチェブキャラのフィギュアが出てくるお楽しみチョコ‥‥のハズなんですが、ハズレが多いと大評判。そこで試しに買ってみました。

まず1個目。パカッとチョコを割ってみると、

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誰やおまえ?? なかから出てきたのは緑のカプセルに入った黄色いおじいさん。こんなキャラ、チェブのお話に出てきましたっけ!? 

なかに入っている説明書を読んでみると、どうやらこれは「オズの魔法使い」のキャラクター。チェブの箱に入ってたのに、なんでチェブじゃないの!?とクレームをつけたくなるところですが、よく見るとチョコ本体のどこにも「チェブラーシカ」なんて書いてないのです。書いてあるのは「ペトルーシカ」という名前と帽子をかぶったピエロの絵。

実はペトルーシカというピエロのキャラこそが商品名で、チェブはそのお友達という設定らしいんです。紛らわしいことをしますねぇ。ボックス一箱おとな買いしたのに、ひとつもチェブが入っていなかった!なんていう悲惨な報告もあります。こればっかりは運としかいいようがありません。これぞロシアン・ルーレット

では正しい「チェブ卵」はどうなっているのかというと‥‥。見た目はまるで見分けがつきません。銀紙をはがしてチョコを割ってみて初めてわかります。

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2個目。今度はオレンジ色のカプセルが出てきました。開けてみると‥‥

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あ、チェブちゃんがのぞいてる!

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バリンバリンに砕けたチョコの卵からチェブがひょっこり生まれてくると、なんだかやっぱり嬉しくなりますね。

さてここにも説明書が入ってます。これによると、物語のいろんな場面のチェブやゲーナ、シャパクリャクとラリースカ、ピオネールの少年たちなど全26種類のフィギュアがあるようです。これはもう全部集めたくなりますよね。

気をよくして3個目。

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ばんざーい! またまたチェブ。あれ、もうひとりいる。

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お友達のピオネールの男の子が一緒に入ってました。なんだか得した気分。ちなみにピオネールとは、ソ連時代の共産党の少年組織ですが、いたって健全なボーイスカウトのようなもの。赤いスカーフがトレードマークです。

それにしても「チェブ卵」からチェブが出てくる確率はどのくらいのものなんでしょう。私は3個買って2勝1敗。写真で紹介したように、プレゼントの箱をもったチェブ、男の子とセットになったチェブの2体が当たりました。かなり強運!? おみくじ感覚で1個だけ買って、運試ししてみるのもいいかもしれません。

ちなみにチョコそのものも、内側にホワイトチョコがコーティングされていておいしいので、決しておまけほしさにチョコを捨てたりなんかしないでくださいね!